キッチン関連商品最新トレンド(2015年版)〜コンロ編〜

最新式で清掃性アップ

油汚れがつきにくく、掃除がしやすいレンジフードが続々登場

キッチンのお掃除の悩みとして特によくあげられるのが、ベタベタに油汚れがこびりついてしまうレンジフードだ。しかし最近は、こうした悩みを解消する、新型のレンジフードが登場している。
ファンの取り外しも簡単、掃除のしやすさがうれしい
毎日の調理で、徐々に汚れていくレンジフード。ふと気づくとべっとりと油がこびりつき、手間のかかる掃除が悩みの種となっていた。そこで各メーカーはレンジフードの清掃性に着目した製品の開発に力を注いでいる。
掃除のしやすさという観点から開発されたレンジフードでは、表面の凹凸を減らしたシンプルなフォルムにし、油のつきにくい表面処理を施したタイプがある。加えてファンをワンタッチの着脱式にして取り外しを簡単にした。さらにファンも表面に油のつきにくい撒水性加工を施して、掃除の簡易性を高めた製品がある。いずれも掃除がしやすく、油汚れが簡単に落ちる手軽さが魅力だ。

掃除の手間と面倒から解放してくれる製品

またレンジフードの汚れをつきにくくする製品として、油の大半をキャッチするディスクを装備したレンジフードも登場した。これは油を含む空気を吸い込む口でディスクがキャッチして汚れをガードする仕組み。レンジフード内部まで油が入り込まないため、フード内部もファンも油の付着がほとんどなくなり、掃除が不要になる。オイルガードとディスクの手入れも、3ヵ月に1度程度とお手軽だ。
給湯トレーにお湯を入れて本体にセットし、洗浄ボタンを押すと、ファンとフィルターの油汚れを自動で洗浄してくれる。洗浄後に排水トレー内の水を捨てれば掃除は完了となる。掃除にかかる時間は約10分、洗剤を使わないため、使う水も1回に1ℓ以下と大幅に削減できる。
レンジフード自体を取り払い、スライド着脱式の吸気口から強い吸引力で換気する、IH式調理器具専用のアイランドキッチンやカウンターキッチンに適した、換気扇に代わる換気システムもある。

IHクッキングヒーター

オールメタルで使い勝手が広がる

見た目の美しさや掃除のしやすさなどから人気のIHクッキングヒーター。しかし今ある鍋が使えなくなるのは困る、と思う人もいるだろう。実はオールメタル対応のIHクッキングヒーターがある。
IHクッキングヒーターは、内蔵された磁力発生コイルから鍋底に渦電流が流れ、電気抵抗が起きて鍋が発熱する仕組みになっている。
そのため、底が平らで磁力に反応する鍋でないとIHに使用することはできない。その点、オールメタル対応のヒーターは、IHとほぼ同じ仕組みだが、電気抵抗の少ない鍋には大きな電磁波を流し、発熱させる工夫が施されている。アルミ・銅・ステンレス多層鍋などの金属鍋が使えるのだ。1口だけオールメタル対応、2口とも対応するもの、など機種によって異なる。

最近では、グリル加熱にもIHを使う製品が登場している。これにより従来品より高い火力を実現しており、弱点であった火力不足を克服している。この高い火力によって、表面をパリっと、かつ素早く調理できるようになった。
またIHならではの火力調整技術で、ローストビーフのような低温で仕上げる必要のある料理にも対応している。

オールメタル対応のヒーターなら、使い慣れた金属鍋からIH対応の鍋やフライパンに買い替えをする必要がない。本体価格はIHヒーターに比べてまだ高く、同じ火力設定なら、アルミや銅鍋では加熱効率が約75%という点もあるが、使い勝手は広がると言える。ただオールメタルの加熱方式の仕組み上、アルミや銅鍋を使用すると、トッププレートが熱くなることには注意したい。

ガスコンログリル

オート機能で簡単プロの味

ガスコンロのグリルが進化している。単に魚を焼くだけではなく、コンロやオーブン、トースターの働きもできる優れた調理器具として、様々な料理を作ることが可能だ。
魚焼きグリルの最大の魅力は、強い火力。グリルの庫内は、300~400℃まで上がる上、熱源が近いのでスピーディーに火を通すことが可能。表面をパリッと香ばしく焼き上げたい料理にはもってこいの構造になっている。とくに業務用にも多く採用される「遠赤外線セラミックバーナー」搭載機種は、遠赤外線効果で食材の内部までムラなく加熱し、”中はふっくら、外はパリッ”と炭火のように仕上がる。
セラミックは腐食しにくく耐久性も高い。最近では、庫内が広いタイプのグリルもあり、大きな魚を焼いたり、ピザなど大きなものの調理にも便利だ。また焼き網の代わりに、プレートを使う機種も登場している。これまでのように専用の器具を使わなくても、ノンフライ調理や煮物ができるようになった。
オート調理機能のある機種では、メニューを選択すれば、火加減や加熱時間など、仕上げまでの調理を自動で行うことができる。メニューは、ローストビーフや焼きおにぎり、ゆで卵など。専用プレートを使用すれば、食パンと副菜を同時に調理でき、モーニングセットも可能だ。調理だけでなく、表面の水分を飛ばすため、揚げ物や餃子などは電子レンジよりカリッとおいしく温め直すことができる。
魚焼きは臭い移りが気になるところだが、心配いらない。加熱中の食材の表面から水分が外に出ようとするため、食材に臭いが付いてしまうことは少ない。また専用バーナーで煙や臭いを焼き切る機能や、空焼きして低減させる機能付きの機種も各社から出ている。グリルは庫内の掃除が面倒と思われがちだが、最近は掃除しやすく設計され、分解して網、受け皿を別々に洗える。汚れが落ちやすいようコーティングされている商品もある。

ガスコンロSiセンサー

火災・事故はセンサーで防ぐ

2008年10月よりガスコンロが法制化され、全口センサー搭載のSiセンサーコンロとすることが義務付けられた。家庭用コンロによる事故の抑制のため、過熱防止などの機能が搭載されている。

Siセンサーコンロは、すべてのバーナーにセンサーを搭載することで、安全性、機能性を高めたガスコンロだ。業界自主基準で搭載する内容は4つの機能。

調理油過熱防止装置(天ぷら油過熱防止装置)

天ぷら油を加熱し続けた際、250℃になると、煙が出始める。それ以上、加熱を続けると煙の量が増え続け、370℃に達すると火種がなくても発火してしまう。Siセンサーコンロは、センサーで鍋底の温度を検知・約250℃になると、自動的に消火し、天ぷら油からの発火を防いでくれる。

立ち消え安全装置

煮こぼれ、吹きこぼれ、強風などにより火が消えた際、自動的にガスを遮断。ガス漏れを防いでくれる。

コンロおよびグリル消し忘れ消火機能

コンロが原因の火災のうち、出火した原因として多いのが消し忘れで、6割に上る。Siセンサーコンロは、消し忘れても、点火後一定時間が経過すると自動的に消火するよう作られている。

早切れ防止機能

鍋底の温度が約250℃になっても消火せずに火力調節する機能も付いている。妙め物など高温で調理したい料理の際に便利。

焦げ付きの検知や揚げ物の温度調整も

その他、次の機能を搭載した商品もある。
「焦げ付き消火機能」は、煮物調理中に、焦げ付きを検知すると初期段階で自動消火する。
「油温度調節機能」は、設定温度まで加熱後、自動的に火力調節し、油の温度を適温に保つ。揚げ物の際などに便利だ。
「鍋なし検知機能」は、鍋が乗っていない状態では点火しない。火が付いたまま鍋を下ろすと自動で小火になり、一定時間経過後自動消火する。
「自動炊飯機能」は、火加減を自動調節してくれて、炊飯専用鍋とのセットでご飯が炊ける。
「湯沸し機能」はお湯が沸いたら自動的に消火し、ふきこぼれてしまうのを防いでくれる。

すべてのバーナーにSiセンサーを搭載することで、より安全かつ、便利になったガスコンロ。火災や事故を未然に防いで、とくに高齢者のいる家庭で安心して使えるキッチンにしたい。

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