キッチンリフォームのコツ

 

スペースの有効活用

あなたのキッチンは使いやすく片づいていますか?
ツールや食品があふれて雑然としてませんか?

キッチンほど物の置き場所や置き方によって使い勝手が左右される場所はありません。

ここでは、収納上手な主婦のとっておきのアイデア&テクニックを
場所別にご紹介します。

いまのキッチンをよりよくするための収納のヒントが詰まっています!

『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』 p.52)

1.吊り戸棚

~使い方次第で無用の長物になってしまう吊り戸棚は、上下段を上手に使い分けて収納を充実させよう!~

例1.使いたいとき、すぐに使える便利棚

吊り戸棚を水切り棚として利用した例。
使用頻度が高いボウルなど、洗ったら自然乾燥しておけるので便利。
シンク上だから出しやすい。

『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.小分けしてカゴに収納し、カゴごと引き出す

100円グッズのカゴなどで、小分け収納。
使う物だけカゴごと片手で取り出せる。
同じサイズや形のカゴで揃えておけば、見た目も美しく納まる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.持ち手付きストッカーなら、出し入れラクラク

コンロ近くの吊り戸棚に調味料などを置きたいとき、頻繁に使う物は下段に収納。
さらに持ち手付きのストッカーを使えば、片手で出し入れできる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

2.コンロ回り

~調理道具をしまうことが多い場所なので、収納する物の形やサイズを考慮しよう~

例1.かさ張るフライパンや鍋類を仕切って収納

コンロ下の大型収納。中に仕切りを設ければ、かさ張るフライパンや鍋の蓋などを立てて収納することができる。
重ねて収納するのにくらべ、取り出しやすさは格段にアップする。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.細長いラックは、すき間収納にぴったり

市販のラックは種類もサイズも豊富。
“わが家”のスペースに合わせて選べるので、ぜひ活用したい。
いつも使う調味料は、コンロ横を定位置に。
カウンターの上なので掃除もしやすい。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.グループごとにまとめてトレーに収納

調味料を小分けしてトレーに収納。
使うときはトレーごとカウンターに置けて便利。
まとめて出せるので、棚板の拭き掃除もしやすい。

『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例4.ひと目でわかるように容器を色分けして整理

使用頻度の高い調味料と、他の物とが区別できるように容器を色分け。
ひと目見ただけで迷わずさっと取り出せる。
密閉容器なら湿気も防げる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例5.コンロ下に調理機器のレンジを収納

調理する場所をしっかり決めてしまうことで、あちこち移動することがない。
動線に無駄がないので、家事がラクになる。
将来的にオーブンをビルトインできるよう、配線もきちんと引いてある。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

3.シンク回り

~配管があるので使いにくい場所。棚などの活用が、使いこなすための鍵!~

例1.2段に空間を仕切って、ボウル類をスタック

シンク下は、配管などがあって、広いのに使いにくいスペースなのが一般的。
この家では、市販の棚を入れて空間を間仕切ることで、収納スペースを確保している。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.シンク下にゴミ箱、が合理的

扉を付けずに、広く空いたスペースにゴミ箱を収納。
調理中に出たコミをすぐに捨てることができる。
狭いキッチンにも使えるアイデアだ。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.レール付きなら安定感が違う

同じ引き出し式ゴミ箱収納だが、こちらはキャビネットにレールが付いており、
引き出したときの安定感が高い。
また、しまうときもスムーズなので、力のない女性でも安心。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例4.スライド式の炊飯器収納

炊飯器はカウンターの上になければいけない、という発想を変えれば、
収納スペースは無限に広がる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

4.壁面

~レードル類を使う場所の近くのバーに吊るしたり、空きスペースに棚を造り付けて収納量アップ!~

例1.キッチンベーバーやラップ用ホルダーをプラス

壁に渡したバーに調味料やキッチンペーパー、ラップを収納するホルダーを掛けて。
物を下に置かず壁面に収納すればワークトップが広々使える。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.壁内にすき間を見つければ収納量が倍増

リフォームの際に配管を通すための奥行き16cmのすき間を壁内に発見。
天井までの棚をつくった。
壁に収納棚を埋め込んでスペースを取らずに収納量を大幅にアップさせた好例。
あなたの家にも隠れたデッドスペースがあるかも。一度チェックしてみては。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.扉を手前に引くと中の家電も連動して出てくる仕掛け

電子レンジや電気ポットなどの家電もすべて壁面収納の中に隠して収納。
扉は引き開けると中の家電もスライド板にのって自動的に手前に出てくる便利な仕組み。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

5.ベースキャビネット

~高さと奥行きがあるから収納量はたっぷり!鍋やツールがパッと出るよう収納しよう!~

例1.パカッと開くユニークな棚

端に丸みのあるワークトップのラインに合わせて、
棚板が半円形の棚に。スペースの隅々までムダなく活用。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.回転ラックで探し物もとてもスムースに

奥の物が手前に出てくる回転ラック。必要な物が探しやすい。
取り出しやすいので、毎日使う鍋やボウルを場所を選ばずに無造作にしまえる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.炊飯器は蒸気を逃がせるスライド収納に

炊飯器をキャビネットに収納する場合、炊飯時の蒸気をどうするかが問題。
スライド棚板なら、炊飯時は引き出して蒸気を逃がして使用できる。
保温時はワークトップ下に隠して使用。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

6.キッチンカウンター

~ダイニング側は家族みんなで使えるように「見せる」と「隠す」のメリハリをつけよう~

例1.アイランドカウンター下は両側を使い分け

シンク側は通気性のよいパイプ棚にして鍋やボウルを収納。
洗う、加熱する、盛りつけるという調理作業の流れに合わせて棚を造り付けると便利。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.冷蔵庫をもう1台使うならミニ冷蔵庫をアイランド下に

メインの冷蔵庫とは別に製菓材料や料理用ワインなどを入れるミニ冷蔵庫は、
アイランドカウンター下に収めた。
大きな冷蔵庫を置くより、このようにもう1台冷蔵庫を設置するのも手だ。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.揃いのピンやシャワーカーテンでひと工夫

市販の置き家具をアイランドカウンターに。
一番上のオープン棚には揃いのピンに食材を入れて並べ、見せる収納に。
その下は、ダイニング側にシャワーカーテンを吊るして目隠し。
このように市販の家具を使いこなせば、ローコストでカウンターがつくれる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

7.キッチンの食器収納①

~効率良く収納しつつ棚の奥から出しやすいよう、カゴやトレーにまとめるなど工夫を~

例1.ワイヤーラックは食器収納向き

ワイヤー引き出しは奥まで見やすく、当たりがやわらかいから食器のがたつきを気にせず引き出せる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.中が透けて見える半透明の扉は背の高い収納の圧迫感を和らげる

床から天井までの食器棚は扉が半透明の曇りガラスだから、どこに何があるかわかりやすく、
大きさの割には圧迫感を感じさせない。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.木杭タイプのストッパーは調節自在

引き出しの底の通気穴に木杭のストッパーを差し込めば、食器がしっかり固定できる。
差し込める穴が多いから、食器の形や大きさに合わせて随所にストッパーを設置できる。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

8.キッチンの食器収納②

~箱、缶詰、袋物など形やサイズがバラバラな中から、必要な物がサッと出せるよう整理しよう~

例1.重いピン類も昇降ラックで軽々上げ下げ

昇降ラックを設置すれば、吊り戸棚の上段に置いた物も取り出しやすく、
スペースをフル活用できる。
片手で引っ張るだけで重たい保存ピンもラクに下ろせるのがうれしい。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.カウンター下の小棚は陶器とガラスで演出

ダイニング側のカウンター下にはティータイム用カップとともに、
砂糖やお菓子を保存ピンに詰め替えて置いた。
白い陶器、ガラスに素材をしぼって、見せる収納でダイニングを演出している。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.背の高いストッカーがひと引きで出る

ワークトップ横に調味料類がたっぷり収まる背の高いストッカーを設置。
スライド式だから扉の取っ手を軽く引けば奥まで引き出すことができる。
料理中でも手軽に出せて効率アップ。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

9.キッチンのすき間収納

~物があふれるキッチンでは、わずかなすき間も無駄にできない。生かす道を探ろう!~

例1.デッドスベースをおしゃれ空間に

ダイニングへの出入り口の上に食器を飾るスペースを造り付けた。
何の変哲もない出入り口におしゃれなスペースに大変身!

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例2.冷蔵庫の上にも吊り戸棚を造り付けて

空いていても使いにくい冷蔵庫の上の空間。
扉付きの吊り戸棚を造り付けて、行事用品など使用頻度の低い物用の収納に。
扉があるからホコリが入らない。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

例3.ココだから嬉しい!引き出しの最下段を踏み台に

背の高い食器収納の一番下の引き出しを踏み台に。
引き出してその場でのれば、高い所にしまうのも簡単で、とても重宝する。
背の低い人でも食器棚の上まで手が届き、安定感もバツグン。

(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』)

 

 

 

考慮すべきポイント

1.家族の交流

キッチンでも家族の絆を深めるコミュニケーションを

オープンスタイルを希望する方の多くは、調理中でもLDにいる家族の姿が見え、会話を楽しみたいという要望から。
若い世代のご夫妻は、子どもが幼いので目が離せないという理由が多く、熟年世代のご夫妻は、調理している時も一緒にいれば寂しくないという理由が多いようです。
そこで、対面キッチンにしてカウンターを立ち上げておけば、ダイニングやリビングからの視線を気にすることがなく使えて、快適です。

『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』 p.106)

2.開放感

のびのびと開放感のある空間は、気持ちも明るく元気に

もともとのキッチンがクローズドスタイルやセミオープンスタイルの場合、構造上、外しても問題のない壁であれば、ダイニングやリビング側の壁を外してオープンスタイルに変更します。
リビング・ダイニングと連続させたひとつの空間とすることで、キッチンは眺めもよく、開放感いっぱいの空間になります。

3.効果的な照明

照明の取り入れ方ひとつでおしゃれなキッチン空間に

キッチンの照明は、基本的には天井に埋め込むタイプのダウンライトがおすすめです。
天井がすっきりとした印象になるばかりでなく、ホコリもつきにくいのでお掃除もラクラクです。
一方、開放的なキッチンのカウンターなどには、照明用のレールを天井に取りつけ、お気に入りのペンダントライトをつけ、キッチンのアクセントに。

4.パントリー

使い勝手のよい省スペースのパントリー

キッチンの脇に小さくてもパントリーがあれば便利。
写真の例は、L字型の収納になるよう、棚を交差させて配置することで、実際のスペース以上の収納力を確保。
L字型で棚の奥行も浅めなので、まるでウォークインタイプのパントリーのようにものが探しやすく、出し入れしやすい。
工夫次第で効果的な「プラスα」空間となっています。

『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』①
(『キッチン&バス・トイレ素敵なリフォーム』 p.107)

5.採光の確保

窓のないキッチンはオープンにして日差しを取り込む

クローズドやセミオープンタイプのキッチンは、収納さえ確保できれば吊り戸棚をやめて、目の前にある壁を撤去してオープンキッチンに変更します。
こうすることで、ダイニングやリビングの窓から日差しが直接キッチンに届くようになります。

6.法的制限

法律に定められた制限を守り、安全な住まいを目指す

法律で定められているものには、次のようなものがあります。
レンジフードの必要換気量、ガスコンロと不燃材の壁との距離を15cm以上開けること、ダクトが不燃材でできていることなど、内容はさまざま。もちろん、火災警報機の取りつけも必要です。
これらはリフォームとしての法規制ではなく、火を使う場所であれば、新築も同様です。

7.キッチンでの作業効率はシンク、コンロ、冷蔵庫で決まる

ワークトライアングルで動線のよい配置を考える

キッチンづくりでまず考えたいのが、動線。
そのためには、キッチン内で行う一連の作業とその動作を具体的にイメージしてみることが大切です。例え
ば料理をするときの動きを想像してみましょう。最初に冷蔵庫から食材を取り出し、次にそれをシンクで洗い、
洗った食材を切ってからコンロで調理する、という動作がひとつの例として考えられます。
つまりこの動きをできるだけスムーズに行えることが、作業効率を上げるポイントとなるわけです。

そのために考えなければならないのが、シンク、コンロ、冷蔵庫の配置です。
この3つは、現代の「三種の神器」といわれるキッチンの必須アイテム。
これらを線で結び、三角形を描いたものを「ワークトライアングル」といい、この配置バランスがよいほど、
作業効率が高まるとされています。

「広すぎず」「狭すぎず」のほどよいスペースを確保

ここで注意したいのが「広い」Ⅱ「作業効率がよい」とは限らないということ。
確かに広いカウンターは作業がしやすく便利です。

しかしキッチン内での作業は、さまざまな動作をひとりで行わなければならないことが
ほとんど。
キッチンが広すぎると、行ったり来たりが大変になってしまうのです。

例えば、シンクとコンロの間に調理スペースがあると便利ですが、
これも広すぎては逆効果。

水を扱う場所と火を扱う場所が離れすぎていて、調理の
際に不便を感じることになるのです。こうした空間は、“広すぎず、狭すぎ
ない”90〜120cm程度に収めておくとよいでしょう。

また、冷蔵庫の場所はシンクに近いのが理想的ですが、単純に近ければよいという
わけではなく、冷蔵庫の扉が開く側にシンクが配置されていると、よりスムーズに
動くことができます。このように、実際の動きをイメージしながら、
使いやすい配置や距離、広さなどを考えることが大切です。

8.ワークトップの高さは作業内容や身長によって決める

体に合わないキッチンは肩こり、腰痛を引き起こす

国産のキッチンは、高さが妬皿のワークトップが主流。
実はこの高さが重要で、高すぎると肩こり、低すぎると腰痛を引き起こしかねません。

一般的に「身長÷2+5cm」が理想の高さとされますが、
「立った状態での肘高-7cm」という計算方法もあります。

いずれにせよ、ショールームなどで実際に体感してみるのがおすすめ。
また「洗いものをする」「パン生地をこねる」など、作業内容によっても
理想の高さは異なるので、キッチンでの過ごし方と合わせて考えてみましょう。

(『暮らしやすい水回りで成功した家づくり』)
(『暮らしやすい水回りで成功した家づくり』)

9.予算や使いやすさを考えて必要な設備機器を選ぼう

最低限揃えたいものは何か冷静に判断してみる

今日では高機能な設備を備えたキッチンが増え、思わずあれもこれも揃えたいと考えてしまいがち。
しかし、本当にその設備が自分にとって必要か、必ず冷静な目で見てみることが大切です。
まずはシンク、コンロ、冷蔵庫、換気設備など、最低限必要な設備について十分に考え、そのうえでプラスαの設備機器を検討していきましょう。

「あったら便利」な設備は使い勝手と予算で選ぶ

食器洗い乾燥機や浄水器などは、あると便利な設備機器です。
最近では、あらかじめビルトインされているシステムキッチンも数多く出回っています。

しかし、一見便利そうでも、それが本当に自分の体や動作に合っているとは限りません。
やはりショールームで使い勝手を試すことが大切。

また、ビルトインされた設備機器を選ぶときは、修理ができるかどうかを確認しておくことも重要です。
実際の使いやすさやメンテナンスの部分も含めて、予算と相談しながら選びましょう。

満足度が期待できるならプラスαの設備も検討する

床暖房のようなプラスαの設備の導入を考える場合は、使用頻度やランニングコストなど、十分な満足度が得られるかどうかの見極めが大切。上手に取り入れれば、暮らしがより快適なものになるでしょう。

10.多くの道具が集まる場所だから収納にもこだわりを

何をどこにどうしまうかリストアップして計画する

キッチンはとにかくたくさんの調理器具が集まる場所。それらの道具を無計画にあちこちにしまい込んでは、キッチンでの作業効率が下がるばかりです。

毎日の料理や片づけをよりスムーズに行うためにも、収納計画をきちんと立てたうえで、スペースをしっかり確保するようにしましょう。

まずは使う道具をリストアップし、さらにその使用頻度によって、どこに何をしまうかを考えます。
ポイントは「取り出しやすく、しまいやすい」。

道具の大きさや使うタイミングなど、実際の動きをイメージしながら場所やスペースを決めていきます。
収納は、ただ広い場所があればよいというものではありません。

全体の容量だけで収納力を判断するのではなく、必要な場所に必要なものがきちんとしまえるかどうかを判断しましょう。

ものの大きさや使用頻度で適材適所の収納を考える

収納計画でさらにポイントとなるのがハンディーゾーンとアイレベルです。
ハンディーゾーンとは、普通に立った姿勢のままで手が届く「ものを取り出しやすく、しまいやすい」ゾーンのこと。

使用頻度の高いものは、この範囲内にしまうのが理想的です。
さらに、このとき目の前に当たるラインをアイレベルと呼び、この位置が最も収納に便利な場所とされます。

ただし、このアイレベルは範囲が狭いので、頻繁に使う調味料や道具など、小物類の収納に活用するのがおすすめ。

また、重いものは下へ、軽いものは上へしまうのが収納の基本ルール。
使用頻度も考慮し、ムダのない動作ができるしまい方を考えましょう。

(『暮らしやすい水回りで成功した家づくり』 p. 12)
(『暮らしやすい水回りで成功した家づくり』 p. 12)

便利な収納方法を利用して空間と動きのムダを省く

キッチン収納にありがちなのが、奥まった空間のデッドスペース。吊り棚の奥やカウンター下のコーナー部分など、手が届きにくい場所、手前のものをどかさないとものが取り出せないような場所は、使い勝手をよくする工夫が必要です。
最近ではこうした場所をムダなく活用できる収納用品も数多く出回っているのでチェックを。例えば、片手で目の高さまで下ろせる昇降式の棚、奥のものが簡単に取り出せるスライド式の引き出し、コーナー部分を活用できる回転式の収納ラックなど、さまざまなものがあります。
また、普段使わないものなどをしまう床下収納や、キッチンに隣接させたパントリーをつくる方法などもあります。
パントリーとは乾物や缶詰、飲みものなどの保存食、洗剤やラップといったストック品などを、しまえる食品庫のことです。頻繁に使うもの以外をしまっておけばキッチン内をすっきりさせておくことができます。
住まい全体のスペースや動線、キッチンの広さやレイアウト、使い勝手など、さまざまな角度から吟味し、よりよい収納スペースを確保する方法を考えましょう。

11.ただ明るいだけではNG
陰影をつくらない照明計画を

キッチンの照明には陰影が出ない蛍光灯を選ぶ

包丁を扱うキッチンでは、安全性を考慮し、陰影の出やすい白熱灯ではなく蛍光灯を使うのが一般的です。蛍光灯は部屋全体の照明として使われることが多いので、全体灯十手元を照らす照明の組み合わせが主流。
また、日中キッチンに立つことが多い場合は、昼間に電気をつけなくてもよいように窓を設置しておくのがおすすめです。

全体灯の設置場所によって複数の照明を組み合わせる

オープン式や上部に吊り戸棚があるキッチンで注意したいのが、全体灯の設置場所です。
特に対面式のオープンキッチンは、ダイニング側からの照明を全体灯とするか、キッチン側に別の照明を設けるかを考えなければなりません。
一般的にダイニングスペースの照明は食卓の上に配することが多いので、テーブルの位置が全体灯の設置場所を決めるカギとなるでしょう。
オープンキッチンの場合、さらに気をつけたいのがLDK全体のバランスです。キッチンには蛍光灯のあかりが必要ですが、家族がくつろぐリビングには、あたたかみのある白熱灯を取り入れたいもの。そんな場合は、キッチンの蛍光灯を電球色にして、雰囲気を揃えてもよいかもしれません。
また、吊り戸棚のあるキッチンでは、棚の下に全体灯のあかりが届きにくく、暗くなりがち。手元を照らす照明の設置が必要です。キッチンライトやダウンライトなどで十分な明るさを確保しましょう。手元灯の場合もやはり陰影の出にくい蛍光灯が理想的です。

Capture 1

(『暮らしやすい水回りで成功した家づくり』 p. 14)
(『暮らしやすい水回りで成功した家づくり』 p. 14)

12.作業スペース

家事効率に差がつく作業スペースは手の届く範囲に

家事効率を高めるひとつのカギが、作業スペース。
ここが狭いと、下ごしらえや盛り付けなどに必要なものがカウンターに置ききれず、無駄な動きが出てきます。この「無駄」をなくすのが、家事ラクのポイント。
作業スペースのサイズの目安は、両手を広げてカウンターに手をついた幅です。自分の手が届く範囲であれば、体を移動することなく、早く作業ができます。目の届く範囲でもあるので、どこに何を置いたかも把握しやすいメリットがあります。
また、横幅だけでなく、キッチンの奥行きを多く取るのも効果的。例えばI型は75cm、ペニンシュラは90cmが目安。奥行きが深いと、手前で作業する時に、奥のスペースを物の一時置き場として活用できます。
また、シンクを作業スペースとして考えると、家事ラクにつながります。例えば、シンクのトレーの上で野菜をカットすれば、野菜くずがそのままシンクに落ちるので、カウンターが散らかることもなく、ひと手間省けます。
ほかにも、一時的に作業スペースを増やせるようにするとよいでしょう。ワークトップの下にスライド棚を組み込めば、引き出すだけでスペースが広がります。

13.収納

出し入れのしやすさか掃除のしやすさかで考えて

収納の仕方でも“家事ラク度”は変わります。もともとキッチンで使うものは、種類、大きさ、形がさまざま。これらを効率よくしまうには、まず手持ちのアイテムをチェックし、必要な収納量の把握を。次にしまい方を考えて。
ものの出し入れをラクにしたいなら、オープン収納がおすすめ。奥行きが浅いと、ひと目で見渡せ、取り出しやすくなります。さらに、しまうものの色や高さを揃えると、見た目も美しくなります。
また、掃除をラクにしたいなら、扉付き収納を。しまったものがほこりをかぶりにくいので、掃除の手間も省けます。フロアキャビネットが浅めの引き出しなら、細々したものがしまいやすく、奥まで引き出せばひと目で見渡せ、オープン収納同様の探しやすさになります。
ぴったりの収納をつくり、家事ラクキッチンを完成させましょう。

賢い商品の選び方

パーツは、使い勝手のよさを考えて選ぶことが大切になる。
例えば収納。シンク下のフロアキャビネットは、現在では引き出し式が主流で、奥のほうまで見渡しやすく出し入れもしやすい。高さのある物や鍋を重ねて入れたい場合は、従来の開き戸式を選択するとよい。
吊り戸棚は、あまり高い位置にあると使いにくい。そこで天井から頭の位置までのロングタイプや、昇降式の戸棚を利用しよう。安全面は、耐震ラッチなどを備えているかもポイント。

天板はステンレスと人造大理石の2種類が一般的。いずれも機能的なことに違いはないが、ステンレスのほうが汚れ落ちもよく、より耐久性に優れる。人造大理石は質感が美しく、キッチンのインテリア性を菫視したい人向きだ。
シンクはステンレスや樹脂素材がある。奥行きが50cm前後の広い
ものが標準で、このサイズだと中華鍋や大皿が洗いやすい。最近では、水道水の水ハネの音を低減する機能も登場。
リビングとつながるオープンキッチンなどで、作業中の音が気になるという家庭では、ぜひチエックしておこう。

掃除のしやすいシンク

ゴミの発生しやすい場所に排水口を寄せ、水の流れと傾斜を合わせて
汚れの広がりを抑える「流レールシンク」。
(クリナップ・「クリンレディ」)

(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』)
(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』 p. 163)

電動昇降の戸棚

ワンタッチーで自動昇降し、使いやすい位置で出し入れできる。
小物やまな板などを収納でき、カウンターまわりがすっきり。
(クリナップ・「オートムーブシステム」/「S.S.」/「クリンレディ」)

(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』)
(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』)

レンジフード

レンジフードは、調理中に発生した煙や湯気、臭いを戸外に排出するための設備。
現在は、ダクトを通じて排気口まで油煙を誘導するシロッコファンタイプが一般的になっている。
従来のプロペラファンよりも吸引力が強いため、高断熱、高気密の住まいには最適だ。
lHクッキングヒーター対応の機種も出ている。

人気のオープンスタイルのキッチンでは、能力の高さやフードのデザイン性、掃除のしやすさがより重要なポイントになる。
フードは標準的に用いられているのが深型のブーツタイプ。
低い位置から効率よく油煙を誘導するアイレベルタイプ、対面式やアイランド型などのキッチンで用いる大型タイプ、
コンロ間近から排気する下引きタイプなどがある。
機能面では、コンロと連動して自動的に稼働を始めたり、炎や煙の状況を察知して自動的に風量の調節を行うもの、
リモコンで操作できるものなど多彩だ。

また、フィルターは取り外しがしやすく、最近では自動洗浄機能付きのレンジフードも登場している。

自動洗浄を行うタイプのレンジフード

フィルターとファンを一体化させ、専用タンクに給湯してスイッチを入れると自動洗浄するシステム。
(クリナップ・「洗エールレンジフード」/「S.S.」/「クリンレディ」)

(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』)
(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』 p. 167)

生ゴミ処理機

生ゴミ処理機の普及も進んでいる。操作は庫内に投入するだけと簡単。処理できるのは、野菜屑や果物の皮、魚の骨、肉類。
貝殻など処理できない、または処理に注意が必要な食品も一部あるが、それでも家庭内のゴミは格段に減る。
処理物はそのまま捨てるか、園芸用の堆肥にも活用できる。

処理方法によって種類が分かれる。現在最も開発・普及が進んでいるのが「乾燥式」。
処理機内のゴミを高温の熱風で加熱し乾燥、かさを減らす。
処理時間が速く、手入れがラクなのが利点。屋内に置ける機種が多く、ゴミ箱感覚で使うことができる。

「バイオ式」は、処理機内のバイオチップの中の微生物にゴミを分解させるもので、定期的にチップを追加する。
価格は4万円〜7万円台が多く、電化製品の量販店で購入できる。
そのほか、排水口に直接生ゴミを投入し、 シンク下の処理槽内で処理するタイプもある。
購入に際しては補助金制度を設けている自治体もあるので、詳しくは地元の役所に確認を。

乾燥式の生ごみ処理機

4人家族1日分の生ゴミを135分で処理し、約7分の1に減容できる。
オープン価格。
(パナソニック・「リサイクラーMS-N53」)

(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』)
(『住まいの設備を選ぶ本 2016年冬』)

バイオ式の生ごみ処理機

排水口に生ゴミを投入すると、処理槽内の菌床の微生物が水と炭酸ガスに分解して処理するしくみ。
「シンクピア」25万4880円●SlNKPlA・JAPAN

浄水器

おいしい水を求め、浄水器を取り入れる家庭も多くなっている。
浄水器は、設置のスタイルによって種類が分けられ、浄水のシステムやろ過材も中空糸膜、活性炭、セラミックなどによるものがある。性能面でも、水道水中の濁りやサビ、塩素を取り除くものから、鉛やトリハロメタン、身体に有害な微生物までを除去するものなど多様だ。

浄水器は設置方法によって種類が分かれる。昔からあるのは、蛇口の先端に取り付ける直結型やシンク上部にカートリッジを置く据え置き型。
最近では、シンクの下にカートリッジを設置するビルトイン型が出ており、新築やリフォーム時に好まれる。
さらにビルトイン型には2種類あり、浄水専用の水栓を設置する使い勝手のシンプルな「浄水専用水栓型」と、浄水と水道水をコックなどで切り替える「兼用水栓型」とがあり、シンクまわりをすっきりと使える。
総じてカートリッジの交換時期は機種によって異なる。本体の価格以外にカートリッジの費用、シンク周辺のスペース、浄水性能の違いなどを比較検討して選びたい。

 

ガスコンロ

加熱調理機器の代表であるガスコンロ。
4000kcal/h前後と、それ以下のカロリー数のバーナーを組み合わせた3口天板タイプが一般的だ。天板寸法は60cm以外に、75cmとワイドなものが開発されている。
熱効率のよさはもとより、安全性の高い設計、調理に便利な機能、手入れのしやすさ、清掃性なども、従来のガスコンロと比べて格段にアップしている。

バーナーの安全性、多様な便利機能をチェックする

最近のガスコンロは多機能になっているので、まずは性能面を詳しくチェックしておこう。
近ごろの機種は安全性が格段に高くなっている。コンロの各バーナーにはセンサーが搭載され、鍋底の温度を常にチェック。自動的に火力を調節するだけでなく、空焚きを防止したり、消し忘れ時には自動的に消火したり、煮物などの焦げ付きを検知する。また機種によっては鍋がないと点火しない、使用中に鍋を外すと弱火になるといった検知機能も備えている。

また、揚げ物時の温度調節や自動炊飯・自動湯沸かしなど、調理を効率よく仕上げるための機能も充実している。

掃除のしやすさ、デザイン性も向上。
価格帯が広いので必要な機能を見極めて

掃除もしやすくなっている。例えば鍋をのせる五徳は軽量でシンプルな形状で、簡単に外して洗える。プレートは汚れ落ちのよいガラス質やフッ素塗装の素材、フラット形状のものが一般的に。
またデザイン面では、操作パネル部分が、オーディオ機器のようにスタイリッシュなものなど、キッチンのインテリアにこだわる人も満足のいくタイプが登場。
価格は5万円台から20万円台くらいが多い。その差は、ここで紹介したような機能がどの程度備わっているかによる。何が必要か詳
細をよく確かめて選びたい。

IHクッキングヒーター

加熱調理機器として、lHクッキングヒーターが定着している。
そのしくみは、磁力線の働きで鍋底自体を発熱させて調理を行うもの。スイッチを入れるとプレート下のコイルから発生する磁力線によって鍋底にうず電流が生じ、発熱に導く。火力の強さ、清掃のしやすさ、さまざまな安全&便利機能が備えられていることなどが利点として挙げられる。

ガスコンロと違う点や、基本機能の詳細を把握する

最近の商品は、さまざまな安全機能が充実している。例えば鍋を外すと約1分後に自動的に通電がオフになったり、鍋底の温度を過度に上昇させない機能、切り忘れ防止などで、子どもからお年寄りまで安心して使える。また、特殊ガラス質のプレートは、フラットな形状で、掃除もラクにできる点も大きなメリットとされる。
火力は通常2畑のヒーターでガスの4000kcal/hのバーナーに相当し、最高の火力は3kw。保温から中火、強火まで火加減を調節できる。ボタンはトッププレート上などにあり、指で軽く触れるだけで操作できる。そのほか、光センサー搭載で安定した高温調理ができたり、自動湯沸かし、自動炊飯機能などがついている機種もあり、調理の作業効率がアップする。

オールメタルタイブや進化したグリルの機能もチェック

通常のlHは、使える鍋は底が平らな鉄やステンレスに限られる。
そこで最近では、アルミ、銅などほかの素材の鍋も対応可能なオールメタルタイプも登場。これまで愛用していた鍋を使いたいから、と選択する人も多い。

※グリルは、受け皿に水を入れなくても調理でき、庫内のワイド化で大きなピザやたくさんの魚が一度に焼けたり、煙や臭いをカットする機種も出ている。

※メーカーによっては「オーブン」と呼ぶ

 

トッププレートの幅や火力などで価格に差。必要な機能を選ぶ

普及タイプのlHはトップのプレートの幅が60cmで、最高火力は2kw〜3kw。価格は20万円台からそろう。
高級タイプでは幅が75cmとワイドなものもあり、最高火力は2.5kw〜3kw。
自動湯沸かしや炊飯、ロースター脱煙などの便利な機能がついて、20万円台後半の価格帯となる。
オールメタルタイプは30万円台以上と高額。
キッチンの広さやわが家に必要な機能、どんな鍋を使いたいかを考えて選ぶようにしよう。
ちなみに、lHとガスコンロでは、調理にかかる光熱費に大きな差はない。
電力会社との契約の際には、電気料金メニューの内容もよく確かめておきたい。

食器洗い乾燥機

キッチンの設備で人気が高く、多くの家庭で取り入れられている食器洗い乾燥機。
食器洗いの面倒な手間が省け、食後の時間にゆとりが生まれること、高温のお湯ですすぐため油汚れがすっきりと落ちて、フキンを使わずに乾燥できるので清潔、などの点が評価されている。
手洗いと比較すると(下グラフ参照)、使用水量も少なく節水効果が高く、光熱費トータルでも割安になる。

扉の開閉方法や食器の収納量をチェックする

食器洗い乾燥機はシステムキッチンのフロアキャビネット内に組み込んで設置し、面材も同じ素材で統一できる。
タイプは、扉の開き方の違いで、フロントオープン式と引き出し式に分けられる。輸入品に見られる前者は、庫内容量が大きく数多くの食器が入る。
最近、より広く普及しているのが引き出し式。腰をかがめずに出し入れできるので、より作業がラクになる。

目安として、幅45cmタイプでは家族4〜6人分・40点、60cmタイプは約50点の食器が収納できる。
一方輸入品の前開き式は、国産の製品と比べると、排水管が本体の横にくる分、庫内が大きく、同じ寸法でもより多くの食器を収められる。
家族の人数や日ごろから使う食器の点数、キッチンの大きさから、わが家に適したタイプを選ぶようにしよう。

ミストや蒸らしなど洗浄方式、カゴの設計の違いにも着目する

最近の食器洗い乾燥機は、従来取れにくかった汚れをいかにして落とせるかを主眼に、開発が進められている。
例えば、洗いと蒸らしを繰り返すことで汚れを浮かせて落としたり、高濃度の洗剤を含んだ洗浄水で事前洗いし除菌するなどで、口紅のあとや茶渋、カレーのこびりつきなどの汚れも徹底して落とせるようになっている。
各社の製品の洗浄方法をじっくりと比較検討してみたい。

洗浄から乾燥までの時間は、多くの機種が1時間あまり。洗浄時には若干の音が出るので、深夜稼働させるなどの使い方をするなら、ショールームに出向いて音の大きさも確認してほしい。そのほか、庫内のカゴの、食器や小物の収めやすさも見ておこう。
価格は、幅45cmの引き出し式で10万円台後半からそろう。幅60cmの庫内容量の大きい輸入品は、30万円前後と高額になる。

アイデア

No.1:冷蔵庫の上部に耐震ポールを兼ねた収納ボックスを設ける。

(『最高の住まいをつくる「リフォーム」の教科書』)
(『最高の住まいをつくる「リフォーム」の教科書』 p. 105)

No.2:キッチンのとなりに折り畳み式カウンターを設け、家事をしながら子どもの様子を確認。

(『最高の住まいをつくる「リフォーム」の教科書』)
(『最高の住まいをつくる「リフォーム」の教科書』)

エコ設備の導入or耐震設備で補助金をもらう!!

省エネ設備

ヒートポンプ給湯器や家庭用燃料電池が対象補助金の対象となる省エネ設備は、主にCO2排出量が少ない給湯器だ。
CO2冷媒ヒートポンプ給湯器やガス発電給湯器、家庭用燃料電池システムなどをリフォームで設置すると、国や自治体から補助金がもらえる場合がある。

耐震リフォーム

耐震リフォームを補助金の対象とする自治体も多い。耐震診断や耐震補修などの費用の一部を補助してくれる。
対象となる住宅は「木造2階建て」「現行の耐震基準施工前に建てられたもの」などに限られるケースが一般的だ。

介護リフォーム

20万円を上限に給付が受けられる介護保険の認定を受けている高齢者がいるケースでは、
手すりの設置や段差の解消などのリフォームエ事を対象に工事費の9割(20万円が上限)が給付される。自治体が独自に数十万円の補助をしてくれる。

三世代同居

設備または玄関の増設で所得税が減税に2016年度から新たに加わる予定の制度。自分が所有し住む家を三世代同居のために一定の改修を行うと所得税が減税される。
一定の改修とは、キッチン、浴室、トイレ、玄関のうち、いずれかを増設し、結果的にいずれか2つ以上が複数となる工事。子どもの有無など家族構成は問われない。

バリアフリー

手すり詔置や床段差解消等で減税が受けられる自分か同居する親族が要介護・要支援の認定を受けている、50歳以上(固定資産税の減税は65歳以上)などの要件を満たす人が、
階段や廊下、浴室に手すりを設置する、床段差をなくすなど一定の要件を満たすバリアフリー改修を行うと、所得税と固定資産税の減税が受けられる。介護保険による補助もある。