契約

あとから後から請求されないために

見積もり落としは業者のミスですから、本来は請求できるものではありません。しかし、リフォームではさまざまな要件がかかわってくるので、どこまでを見積額に入れるべきかはグレーゾーンになっている、という面もあります。
そのことを知っていて、わざと見積額に入れないものもあります。

見積もり落としの例

たとえば、キッチンのリフォームでシステムキッチンを入れるとき、ビルトインで食洗機も付いていることがあります。もちろんお客様は納得済みで、食洗機があるからそのシステムキッチンに決めたのです。

ところが、リフォームが完成して引き渡しになって、 奥さんが食洗機を使ってみると、ブレーカーが落ちてしまう。何度やっても同じです。実はメーカーのマニュアルには「15や20アンペアの専用コンセントが必要」と書いてあります。それを付けていないからブレーカーが落ちてしまう。

しかし業者は、専用コンセントの設置にかかる費用を見積書に記載していません。「それでは困るから追加で付けてくれ」と言うと、追加料金(15,000円程度)を要求してきます。それくらいなら仕方ないから追加で依頼すると、今度は分電盤のほうに、新しいコンセントの空きがありません。分電盤の交換が必要で、15万円もかかると言われるわけです。

おそらくこの業者は、打合せの段階でこのことは理解していたはずです。しかし、見積書の額面が165,000円も高くなれば、ほかの業者からも見積もりを取るかもしれません。キッチンのリフォームを頼まれたのだから、よけいなものは加えず、リフォーム費用だけ書いて契約してしまえばいい…。こうして、意図的に「見積もり落とし」をやってくることもあるのです。

見積・契約段階で必要経費をしっかり確認

「必要になったから追加でやっておきますか?」と聞かれますが、食洗機が使えないのは困るわけですから、やるのは当然です。しかし、そこでお客様の意思で追加で依頼するような形にもっていくのは、よくない業者のやり口なのです。

このケースは、法廷で争えば、業者が負けるかもしれません。でもグレーゾーンですし、そこまでやるお客様はいません。追加工事については、念入りに確認しておくべきです。

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